新生銀行で進む外国人切りと経営統合計画 『週刊朝日』 Part2

八城による「外国人斬り」は徹底しているようだ。新生行内では、英語が準公用語で会議で英語が使われていたが、これも廃止しようとしている

「以前は会議でも同時通訳がついていましたが、八城さんが『日本語でやろう』『日本の銀行なんだから日本語じゃないと駄目だ』と言い出したのです。実はこれまで、外部の顧客に対応する時も英語で貫き通して、お客さんにイヤホンを付けさせていた。あまりにも失礼だし、通訳の人件費もかかるので廃止しようというです」(新生幹部)

言うまでもないが、社長の八城は、エッソ社長、シティバンク日本代表と外資系企業のトップを歴任しており、英語は自由自在に操ることができる。何があったのだろうか。

「もともと八城さんは、外人とか日本人とかの区別はしない方ですが、シティ時代から『無駄金ばかり使って儲けない外国人』が大嫌いで、公然と批判していました。マーケットが悪化した以上、リストラするのは当然という考えでしょう」(シティ時代の部下)

こうして、権勢を誇っていた外人部隊が疎外されるようになると、長銀出身の日本人行員が八城に擦り寄り始めたという。

新生銀行で進む外国人切りと経営統合計画 『週刊朝日』 Part1

東京・内幸町の新生銀行本店の一室で2月13日、ちょっとした「誕生パーティ」が催されていた。翌14日に80歳の誕生日を迎える八城政基社長の〝傘寿〟を祝うものだった。

「副社長の富井(順三)の音頭とりで、『80年もののワインをプレゼントする』と言って行内でカンパを集めたり、ハシャいでました。富井は曲りなりにも有力な〝次期社長候補〟のプロパーですよ。ポルテが消えた途端、日本人幹部が八城社長に媚を売り始めた姿は、見ていられませんよ」(米系投資銀行出身の新生銀行幹部)

昨年11月、新生銀行は、業績低迷から社長のティエリー・ポルテ(51)が引責辞任し、八城が非常勤会長から社長に返り咲く異例の人事を断行した。今年なってから、行内からこんな声があがっている。

「外資系の投資銀行や投資ファンドから転職してきた『外人部隊』が、切り捨てられようとしてる。陣頭指揮を執っているのは、八城社長本人だ・・・」(新生銀行幹部)