羽賀研二「金と女」巨大伝説を徹底解明 『週刊朝日』Part4

「研二は、大阪に行くたびに二郎さんと一緒に、新地やミナミの高級クラブへくり出して、多い日には一晩で何百万円も使うとったな。そこで知り合うた末野興産の役員に、連日のように電話をかけまくっそうや」(前出・関西の芸能プロ関係者)

ところが、そんなに簡単に借金話が運ぶハズがない。しかし、どうしても諦め切れない羽賀は、昨年八月、もともとゴルフは滅多にやらないハズなのに、渡辺氏に頼み込んで、末野興産が主催したハワイのゴルフコンペに参加するのである。「奥尻島被災者救援」という名目で開催されたコンペには、藤田まこと、やしきたかじん、大島親方、××親方、元横綱旭富士などのそうそうたるメンバーに混じって、梅宮辰夫ファミリーの姿もあったのである。なぜ、梅宮氏が参加したのか。

「末野興産は梅宮さんのスポンサーでもあるんです。もう長いこと、家族ぐるみの付き合いをしてる。『兄貴』『兄弟』と呼び合うような間柄なんですよ」(関西の不動産業者)

そして、このゴルフコンペで、初めてアンナと知り合った。二人はホテルハレクラニのプールサイドで、何度かあっている姿を目撃されているのだ。借金の方も、末野会長と同席したチャンスに申し出て、会長から承諾をもらったという。ハワイから戻った羽賀氏は、不動産やお定まりのダイヤルQ2などを、末野興産に持ち込んだ。

「都内の土地が安く手に入るだの、箱根や横浜の土地だのと出してきたそうやが、どれもこれも、しょうもない物件ばかりやった。その度にアッチコッチ動かされた末野興産は、羽賀をすっかり信用しなくなったんや。もちろん、融資は一切ナシ」(大阪の不動産業者)

渡辺二郎氏はこういう。

「どっかのブローカーが持ち歩いとるようなモンを持ってきてたけど、研二は事業をやるタイプやない。だけど末野興産の件が原因で結婚に反対してるわけやないやろ。ただ、俺が二人の知り合うキッカケを作ったことについては、本当に梅宮さんに申し訳ないと思ってます」

梅宮氏から話を聞こうとしたが、「私はもう『貝になろう』と決めたので、この件について話すことはありません」というインターホン越しの返事だけだった。是非とも、羽賀の言い分を聞きたいところだ。深夜三時、仕事から戻ってきた羽賀に、世田谷の自宅前で会った。

「僕が話題になって面白いからといって、噂で記事を書くようなことはおやめ下さい。借金はすべて一か所にまとめて、毎月返済しています。ダイヤルQ2は、友人がやっていただけで、僕は一切係わっていません。僕の所属している太田プロは、非常に厳しいんです。いい加減な人間は、芸能界から抹殺されます。それでクビになった人を知っていますよ」

最初、「事務所を通して下さい」と言い張った羽賀氏だが、静かな口調で話しはじめた。そして、ある雑誌記者の実名を出して、

「その人は、本当の真実を書いてくれます。僕の独占記事やアンナの独占もやらせたんです。他のタレントで変なことをしている人がいるじゃないですか。あなたとも一緒にお酒でも飲めば、きっといい友達になれると思います」「不動産や車を売るような商売には、一切手を出していません。天地テンメイに誓ってやってません。有りえないことです」

と繰り返し言った。実は質問したいことがもう一つあった。羽賀のベンツ600SELは、500型をそう見せ掛けて乗っているのだ、という話を聞いていたのでそれを確かめたかったのだ。しかし、確かめる間もなくベンツは地下駐車場の扉の中に消えた。

(初出:『週刊朝日』94年12月30日号)

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