新井将敬代議士と「桃源社」佐々木吉之助被告の〝深い仲〟『FRIDAY』




「新井将敬さんが言っている事は、ウソばっかりです。彼は大蔵官僚だった頃から、桃源社の佐々木吉之助社長と非常に親しかったんです。しかも新井さんは、その関係で大蔵官僚時代に、事実上『副業』までしていたのです」(都内で会社を経営するA氏)

先月、新進党を離党した新井将敬代議士(48歳)と、競売入札妨害罪などで逮捕、起訴された桃源社の佐々木吉之助被告(63歳)の“仲”について、本誌はこんな爆弾証言を入手した。

これまで両者の関係については、逮捕前に佐々木被告自身が、「新井さんと初めて会ったのは代議士になる前の大蔵官僚時代。彼は、『金を貸してくれ』とばかり言っていた。議員になってからは、蒲田のビルの入札を降りるように言われたこともある」と本誌に話しており、国会の証人喚問でも同様の証言をしている。これに対して新井氏はこれまで、「佐々木さんと会ったのは2回だけ。金を貸してくれとか、入札を降りるように言った事実もない」と全面否定し続けていたのだ。

しかし、実は冒頭のA氏は新井氏が「副業」の足場にしていた会社の社長。新井氏の政治生命すら危うくしかねない「副業疑惑」についてA氏はこう証言する。

「新井さんと知り合ったのは15年以上前のことです。その後、新井さんに佐々木さんを紹介され、『トランザム・インターナショナル』という会社を設立することになりました。桃源社ビルにテナントを紹介したり、サブリースをする事業で、役員には新井さんの妻が就任することになったんです」(A氏)

同社の登記簿によると、確かに会社設立の昭和55年7月から約1年間、「新井眞理子」氏が取締役として就任している。しかも佐々木被告までが、監査役に名を連ねているのだ。

「大蔵官僚だった新井さんは、法に触れるため役員になれませんでしたが、奥さんは名義だけで実質的には新井さん本人が役員みたいなものでした。新井さんは口癖のように『金を貸してくれ』と言い、その度に私は小遣いをあげました。大蔵省まで届けたこともあります。当時の彼の愛車のカマロも私が貸したものです。新井さんは、『大蔵省の月給は25万円だけど、私は35万円のマンションに住んでいる』と自慢していたぐらい、カネはあったようです」(A氏)

妻を役員に据え、実際は自らが「副業」に当たっていたのなら、明らかに「国家公務員法違反」である。新井氏本人を直撃すると、

「私も妻も全く記憶にないのですが、ある信頼できる方に頼まれて名前を貸したことがあるようです。佐々木さんが監査役にいたなんて初めて聞きました。佐々木さんと知り合うのは、それより後です。Aさんからお金を借りたこともありませんし、カマロも私のRX-7と一時期交換していただけです。35万円のマンションなんて考えられませんよ」

と、苦しい答え。しかし、妻と佐々木被告が同じ会社の役員だった事実の前では、どんな釈明も霞んで聞こえてしまうのだが・・・・。

(初出:『FRIDAY』1996年8月2日号)