小沢茂男(高島易断)と創価学会絵画疑惑の立花玲子



3月26日、経済産業省が、小沢茂男が代表をつとめる宗教法人「幸運乃光」に、「地獄に落ちる」などの不安を煽って仏具を販売したとして特定商取引法違反で3ヶ月の業務停止命令を出した。小沢は、豊田商事の営業マン出身で、88年に「高島易断総本部発真会」を率いる株式会社発心会の会長、翌年、宗教法人熊谷寺の代表役員に就任した人物。91年には所得隠しで2億円の追徴処分を受け、赤坂の桃源社ビルの占拠問題や、「財界二世学院」との手形騒動などにも顔を出していた。また、街角で托鉢を受けてる高島易断の僧侶もアジア系外国人の「アルバイト」だったことも問題化した。むろん発心会は、「高島暦」を作ったを高島嘉右衛門とは何の関係もない。

この小沢の名前は意外なところに登場する。

91年、ルノワール作の「浴後の女」「読書する女」の二点の絵画が、三菱商事から帝国ホテル内の画商「立花」を経由して創価学会に売却された際、14億7500万円の使途不明金が発生していたことが明らかになった。93年に立花は法人税法違反で起訴されるが、「創価学会の裏金づくりではないか」という疑惑はウヤムヤになった。ところが疑惑発覚の翌92年7月、「立花」の代表である立花玲子の杉並区永福の自宅不動産を担保に、小沢が個人名義で、5000万円の抵当権と1億円の根抵当(仮登記)を設定していた。同じ日に、発心会と同じ住所にある有限会社も賃借権を設定(仮登記)している。

「小沢は宗教法人を隠れ蓑に、不動産や絵画の取引き、手形ブローカーなど、なんでも屋のように商売をしていた。立花は、他の不動産会社や住専会社から差し押さえを受けるような状態だったので、中継ぎのような取引きではなかっただろうか」(不動産ブローカー)

なぜ、このような人物がいまだに宗教法人の代表をつとめられるのか、疑問を抱かざるを得ない。しかし、この程度は驚くに値しない。当時、同時進行だった村西とおるの「ダイヤモンド衛星通信」の手形パクリ疑惑には、小沢のグループに手玉を取られる格好で、イトマン事件で逮捕された許永中に偽の金板経を売った画廊や、占い師の細木数子の実弟で新聞社社長だった細木久慶、さらに山口組系の金庫番と言われた神戸の金融業者など、オールスターキャストの人物たちが登場していた。