羽賀研二、渡辺二郎らを恐喝容疑で逮捕

羽賀と渡辺の二人については、かつて『週刊朝日』や『フライデー』で何度か記事を書いたことがある。当時、住専の大口融資先であった末野興産について取材していたところ、この二人に突き当たった。当時の取材では、渡辺は六本木などのクラブのクレジットカード決済の代行業をしており、羽賀もブローカー紛いのビジネスをしていた。梅宮アンナとの交際でワイドショーで話題になっていたが、興味があったのはこの二人と末野興産の末野謙一との関係だった。渡辺は、その後、拳銃の譲渡で実刑判決を受けていたが、羽賀は宝石の営業などで成功し、当時の3億円ほどの借金は返済したはずだ。

グッドウィル・グループ折口雅博の終焉



グッドウィルの折口雅博に初めて会ったのは2000年4月である。週刊誌に書いた光通信の記事について、広報担当者と二人で出版社に抗議にきたのだ。光通信の代理店「HITSHOP」がスカパーの契約をしていた「デジタルクラブ」(現クラビット)について、契約の際に明確な説明を怠り、消費者センターなどに苦情が殺到したという記事だが、その中に「グッドウィル・コミュニケーション」(GWC)のビジネスについても言及した。GWCは、デジタルクラブで契約したスカパーのアンテナ設置工事を、一件約1万2500円で元請けし約8000円で孫受けに発注していた。経営状態が悪化していた代理店が、丸投げするだけで利鞘を稼ぐGWCとの契約に疑問を抱いているという内容である。

朝堂院大覚こと、松浦良右は「大物」か?


日本テレビなどが、緒方重威公安調査庁元長官の朝鮮総連本部不動産の架空売買事件について、不動産会社社長(「三正」の満井忠男)が売却を持ちかけた人物として、「朝堂院大覚」のインタビューを報道した。朝堂院こと松浦良右を、多くのメディアが「フィクサー」と取り上げている。事件記者の間では「ナミレイ事件の松浦」と言えば知らぬものがいないほどの有名人で、一部の事件記事の「ネタ元」的な存在でもある。これまで二回しか会ったことが無く、また彼の情報で記事を書いたことは一度も無い。最近は、六本木交差点近くの「TSK.CCCビル」を舞台に所有権を争っていた。

神田錦町の法曹政治連盟(三正のビルにある)には、鎧兜や日本刀、書画骨董がズラリと並び、和服姿で「大物フィクサー」を演じていたが、贔屓目にも「滑稽な道化」にしか見えなかった。この時の様子は、98年8月に『週刊朝日』に以下の記事を書いた。

朝鮮総連本部ビル仮装売買を仲介した三正・満井忠男


ずいぶん懐かしい名前の再登場である。産経新聞によると、「在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地・建物の所有権が、代金支払いがないまま元公安調査庁長官の緒方重威(しげたけ)弁護士(73)が代表取締役を務める投資顧問会社に移転登記された事件で、旧住宅金融専門会社(住専)の大口融資先だった東京の不動産会社元社長(73)が、朝鮮総連側と購入先の投資顧問会社を仲介した上で、売買に関与していた」ということだ。「朝鮮総連仮装売買疑惑 不動産元社長が仲介

この不動産元社長とは、三正の満井忠男のことである。

楽天のTBS帳簿閲覧の仮処分申請を却下した「鹿子木康」裁判長

6月15日、東京地裁は楽天がTBSの株取引に関する会計帳簿閲覧を求める仮処分申請を却下した。この決定を下したのが、東京地裁民事八部の鹿子木康(かのこぎやすし)裁判長である。経歴は以下の通りだ。

1986年、東京地裁判事補
1990年、通産省出向
1992年、仙台地裁
1996年、最高裁総務局
2003年、東京地裁

鹿子木康の名前は、ここ数年、新聞などでも頻繁に取り上げられるようになった。むろん、鹿子木本人が主役ではなく、M&Aに絡む仮処分の決定に携わる裁判官としてである。その代表的な例が、2005年のライブドアとニッポン放送の対決である。この時は、ライブドアの申請を認め、「経営陣の支配権維持が目的である」としてニッポン放送の新株予約権の発行を退けた。